『美容室の基本 接客サービス』 その接客は誰のためなのか…
『美容室の基本 接客サービス』 その接客は誰のためなのか…
カットのために美容室を利用したんですが、”サービスとは何なのか?”を
考えさせられますね。
何と言いますか、一言でいうと「過剰」なんです。
先日、利用した美容室でも非常にフロントの作りは立派なんですが、
そう広くはないロビーとフロントに女性スタッフが4~5人ズラッと並んで、
「いらっしゃいませ!」と、声を揃えて大号令をかけてきました。
うーん、うるさい(笑)。
施術コースの際の利用案内もすごく長いなぁ。
良く言えば丁寧なんでしょうが、
後で渡されるコロナの注意事項を延々と目の前で読みあげられると、「もういいって…」
と、思ってしまいます。
忙しい時間の合間に来たのに・・・・で、スタッフさんも
僕が面倒だと感じている気配を明らかに察しているのに最後まできっちり説明を続けます。
もちろん、言った言わないトラブル防止の意味合いがあるのはわかりますが、
「説明を簡略化した場合、こういう対応はできませんよ」という注意書きみたいな部分だけを
確認するだけにしておく場合とか、対処法は色々とあるんじゃないかなと・・・。
で、ちょっとトイレにでも行こうとしたら、「行ってらっしゃいませ!」の大号令を受け、
ものの数分で帰ってきたら「お帰りなさいませ!」の大号令を受ける(笑)。
気にしなければいいと思う人もいるでしょうが、
僕はそれが面倒で、ちょっとためらったりします。
これは本当に相手のためにやってるんですかね…。
洋服屋に入るとこっちの事情はお構いなしにズンズンやってくる店員と一緒ですよね。
色々と聞きながら選びたい客に対しては近い距離で接客して、
自分でじっくり選びたい客に対しては少し離れたところから動向を見守っておく。
なぜ、それができないのか?
挨拶した時の表情であったり行動であったりから、
客の望むことを瞬時にジャッジして最適な対応をするのがプロの接客じゃないかなと。
▼ 接客のタイミングはベストタイミングですか? ▼
相手が明らかに面倒くさそうなのに、マニュアルにあるから延々と説明を続けるってのは、
接客の質としては何も考えていないサービスと同じですよ。ある程度名のある大手の美容室に行っても、
このような接客をしている訳ですから、小規模美容室はこういった部分で差をつければ、
お客さんに選んでもらうことが間違いなくできます。
マニュアルに沿って動くのは非常に大事ですが、マニュアルがダメな場合はそれを変える動きも
絶対に必要で、あぐらをかいて表面的にだけ良い対応しかできないようだと
生き残るのは難しいかもしれません…。