『美容師 スタッフ指導』上司に言いたい「その言葉はフォローになってます?」
『美容師 上下関係 指導』スタッフへその言葉はフォローになってます?
先週は、クライアントの美容室の
スタッフさんとの個別面談。
店長の方と”人材育成について”お話をしていたのですが、
ミスをした部下に対しての対応が気になりました
ミスをしたことを叱ったりはせず、
「次は気ををつけよう」、「気持ちを切り替えよう」といった声掛けを
おこなったそうなんですが、ミスをした人が
一日中、落ち込んでいたようで・・・。
決して悪い対応をしたとは思わなかったんですが、
別のやり方を今回ご案内させて頂きました
個人的には、「次は気ををつけよう」「気持ちを切り替えよう」って、
”あまりフォローになってない”と思うんです
「気をつけないとならないようなことをした」「気持ちを切り替える必要があるようなことをした」
と、暗に認めているのと同じですから(笑)、
一方で、ミスから目を背けているだけという見方にも見えます
具体的にどんなミスをしたか聞いてみると、カラーの材料を混ぜる際に
本来使うべきものとは違うカラー剤で混ぜたことで、仕上がりがおかしくなったというんです
コレを「うっかりミス」と捉えてしまうと、「次は気を付けようね」
で、終わってしまいますが、わたしは、材料の配置やラベリングなどに
問題があると感じたんです
そこで、「こういう配置にしてこういうルールを作ればミスは無くなりませんかね?」
と、提案すると、納得して頂けました。
「気を付けようね」という『意識』で問題解決を図ると、
時間が経って意識が弱まったら同じミスが起こります
しかし、「お店の仕組みにミスを誘発する部分があるから、コレをきっかけに一緒に改善しよう」
と声をかけて、ミスが起こりにくい仕組みづくりができたら、
「失敗」が「店の改善」につながったことが明確にわかりますよね
▼ 今ある”ストレス”や”苦労”、それは近い未来『自身の深み』である ▼
こうするとミスを恐れなくなったり、ミスで落ち込まなくなったり、
ミスが改善につながったりという環境ができる訳だと思います
もちろん、これはケースバイケースなので毎回これをやってると
キリが無い時もあるでしょうが、何となく口にしている
『励ましやフォローの言葉が”やる気”を奪うことが多いのも事実・・・』