『美容師 新人なぜ三日坊主で終わってしまう』あなたの目標に足りない3つのこと
目標だけでは、あなたの夢は実現しません!
AI時代を生き抜くためには、専門的能力を身につけなければならない。
目標を掲げたときは、張り切っていたのに、1か月もたたないうちに、いつもの日常に戻ってしまう。
そんな経験は、ありませんか?余談ですが、年初に立てた目標を年末に覚えている人の確率は、たった7%だそうです。100人に7人。それぐらい目標を立てても実現できない。実現できないどころか目標を忘れてしまっているんです。
美容ダイエットをしていたのに、職場のストレスで、ランチにラーメン半チャーハンセットを頼んでしまう。しかも完食。今年こそ合格しようと購入した理容師の通信教材。いつの間にか教材一式が机の3段目の引き出しに。最終的にはメルカリに出品。けっこう良い値段で売れたと安堵する。いつの間にか高く売ることが目的に変わっている。美容師として将来独立するために会計を勉強しようと思っていたのに、仕事が忙しいと言い訳して電卓すら買っていない。
なぜ、人は三日坊主で終わってしまうのか?
それは、目標しかないからです!
正確にいうと「目標」はあったとしても、「目的」がないからです!
資格を取りたい、独立したい……は、すべて「目標」なのです。
たとえば、「独立したい!独立したい!独立したい!」と思っているだけでは、
独立など到底出来ません。勉強も長続きしません。
なぜなら、そこに「どうして独立をしたいのか?」という明確な「目的」がないからなんです。ここでいう「目的」とは、あなた自身の強い願望です。「子どものころからの夢だった美容業界の仕事につきたい。そのためには美容スキルは必須科目。上手になって就職活動をしているライバルに差をつけよう」「海外に移住して、美容室を開業したい。現地の方々とコミュニケーションを取るために美容スキルを鍛えておきたい」「グローバルな世界。外資系の美容室に入社し、自分の能力を最大限に引き出そう!」これらが「目的」です。
「目的」を果たすために、「美容を学びたい」という「目標」があるのです。
「目標」しか持っていない人は、スランプに陥ったり苦しくなったりすると、モチベーションも下がり、あっという間に挫折します。しかし、「自分がこうなりたい!」という「目的」があれば、その思いが強ければ強いほど、具体的であればあるほど、どんな誘惑にも負けずに継続できるのです。
▼ 人は素直にいきることで強くなれます ▼
目的につながる目標だけではダメな理由
ただし、目的と目標だけあれば、よいわけではありません。
「いつか海外に移住しよう」
「いつか外資系の美容室に転職しよう」
でも、今は美容室が忙しいから来年にしよう、新婚なので貯金をためてからにしよう、子どもが生まれたので成長してからにしよう…… 明確な期限がないと、どんどん先延ばしをしてしまいます。
必要なのは期限です!
「子どもが小学校に入学する来年までに海外へ」
「6ヶ月後に行われる採用面接までに」
など意図的に期限を設けてください。期限がないと、実現できない「夢」のままで終わってしまいます。
期限があって、はじめて「目的」になり、夢が現実になります。
あとは、現実的な数字に落とし込む。たとえば、6か月後に行われる面接試験までに美容スキルの資格を目指す。そのためにテキストを4回転、問題集を3回転というように具体的な数字で目標を達成させる計画を立て実行することが大切です。
独立したいという「目標」、外資系の美容室にいくという「目的」、6か月後という「期限」、テキスト4回転などの「現実的な数字」、この4つがあってはじめて「独立する」ことが実現できるのです。
あなたも、生き残りをかけた勝負にでるとき、何となく資格を取ろう、転職しよう、独立しようという「目標」を立てるだけではなく、その先にある「目的」まで考えてみてください。
人生の夢を叶える4点セットは、「目的」「目標」「期限」「現実的な数字」です。