お客様はなぜ「名前で呼ばれる」と喜ぶのか?
サロンのオーナーと、勉強会後に食事をご一緒させて頂く事があります
「馴染み」のお店を持たれており、どのお店もホントに美味しい!と思えるお店ばかりです
ですが、その後に通い続けるお店と、1度きりで終わってしまうお店があるのも事実
この違いとはなんでしょうか?
1⃣お客様を名前で呼ぶ
これは以前から頻繁に言われている事ですので、今までに一度は耳にしたり、
実践している事があるのではないでしょうか?
この『お客様を名前で呼ぶ』行為、
どのような目的を持って行っているのかご存知でしょうか?
全ての販促には、明確な目的や根拠をもって行わなければなりません!
サロンでは、お客様の名前を聞き出すのに特典を差し上げて記名頂いたり、
カルテを作成したり・・・・
限られた時間やお金を投じて『お客様を名前で呼ぶ』取組を
されている美容室が今もなお増えていますが、
しかし、『お客様を名前で呼ぶ』事そのものは目的ではありません!
この『お客様を名前で呼ぶ』本当の目的を何でしょうか?
2⃣「リピーター」と自覚させる
私がよく利用する喫茶店や商店街の各お店屋さん。
いつもさりげなくちょっとしたサービスを頂いたりします
この時、私は「あぁ、私はここのリピーターだ」と改めて自覚し、
さらに帰属意識を高める事になります
この「リピーターとしての自覚」は人によって様々です!
過去に1回利用しただけで、既に自分はリピーターだ。と感じる方もいますし、
まだまだ数回位しか利用していないので、
リピーターと名乗る程でもない!
と考えているお客様もいらっしゃいますから・・・・
「リピーターとしての自覚」を持っていただく事で、
先程の私の例のとおり、
サービスに対しての帰属意識が高まります
しかし「リピーターの自覚」、お客様によって基準はバラバラです!
この基準を標準化し、「リピーターの自覚」をしっかりもって頂くこと
これを実現するために「お客様を名前で呼ぶ」のです
3⃣「お名前で呼ぶ」=「リピーター」
このように、「お客様を名前で呼ぶ」行為は、
自身がこのサロンやお店のリピーターなのだ
という事を自覚していただく行為であり、
帰属意識を高める目的で行います
このように明確な目的を理解することで、
お名前で呼ぶことが難しい場合でも
自ずと対処方法も見えてきます
お客様には「自分はここのリピーターなんだ!」と
自覚してもらう事ができればよいので、
例えば
「3回目以上のリピーター様限定○○プレゼント!」
と発信することで、3回目ご利用のお客様は
「自分はリピーターなんだ」と自覚されます
そして、帰属意識が生まれます!
4⃣自店の「リピーターの定義」を発信
「お名前で呼ぶ」事の目的と同様の効果が得られる事、
ご理解いただけたでしょうか?
無理にお客様から名前を聞き出そうと、
顧客管理システムを導入したり、
無理やりお客様の名前を聞き出すようなアンケートをしたり
と無理な時間や費用を使う必要はございません!
自店が考える「リピーターの定義」を発信!
すればよいのです
その定義に当てはまるお客様の中から
「自然と帰属意識が生まれ強化」されていくものです
要点チェック☑
POINT①:「お客様を名前で呼ぶ」=自店の公認リピーターとして自覚を促す
POINT②:「自店リピーターの定義」を発信することで、既存のお客様の中から帰属意識が芽生える