2700円のジュースを170円と感じる訳

先日、私が大好きな

TBSの番組「ラヴィット」で

あるコーナーをやっていました。

 

 

 

それは

 

 

 

 

「価格を当てましょう!」

 

というもので、

値段や銘柄を

 

伏せて出演者11人に

リンゴジュースや

コーヒーを飲んで、

値段を当てるというものでした。

 

 

 

 

1問目は、500mlで

2,700円のリンゴ

ジュースでした。

 

 

 

 

皆さん、紙コップで

飲んでいたんですが、

予想は一番下の人が170円で

上が2,000円くらいでした。

 

 

 

 

同じジュースなのに

全然違います。

 

 

 

 

これを見て思い出したのが、

確かフランスのボルドー大学で、

50人ぐらいのソムリエを対象

にした実験です。

 

 

 

 

ワインの銘柄を隠して、

赤ワインか白ワインかを

当てるという実験で、

 

 

 

 

赤ワインだと

思っていたものが、

実は着色された

白ワインだったという話です。

 

 

 

 

プロでも見抜け

なかったんですね。

 

 

 

 

こういう系の実験ってよく

ありますよね。

 

 

 

 

これは味覚の話ですが、

味覚以外でも人間って

 

 

 

 

「これは高いものですよ」

 

 

 

 

と事前に言われると、

実際に高く感じるんです。

 

 

 

 

錯覚なのか

心理的なものかは

私には分かりませんが、

そういう傾向があります。

 

 

 

 

何が言いたいかというと、

「言わないと伝わらない」

ということです。

 

 

 

 

特に相手があまり

知らないことに対しては、

なおさらです。

 

 

 

 

例えば、私が前に

採用業務をしていた時の話です。

 

 

 

 

面接の評価入力や、

求職者への連絡確認、

受付など、これらは

一つひとつ誰でも

できることです。

 

 

 

 

だから普通に考えると、

価格競争に陥りがちです。

 

 

 

 

しかし、私はその業務

フローや二重チェックに

どれだけ手間がかかって

いるかを視覚化して、

 

 

 

 

だから月5万円ですよ、

と提示したんです。

 

 

 

 

すると、相手は

「なるほど」と

納得してくれたんです。

 

 

 

 

独立してからも、

例えば業務では、

他の会社と違う速さや

手間をかけていることを

伝える必要があります。

 

 

 

 

「早いから高いんですよ」

 

「実績があるから高いんですよ」

 

 

 

 

だけでは不十分で、

 

 

 

 

「この仕組みがあるから高いんですよ」

 

 

 

 

とまで伝えなければ、

相手は本当の価値を

理解できません。

 

 

 

 

同じ結果が得られるなら、

安い方がいいと考える人も

多いですが、

 

 

 

 

そこで大事なのは、

そのプロセスでどれだけ時間や

手間がかかっているかをちゃんと伝えることです。

 

 

 

 

そうしないと、

 

 

 

 

「じゃあ安い方でいいや」

 

 

 

 

となりがちです。

 

 

 

 

また口頭だと伝わらない

ですし、残らないので、

資料や企画書、パワーポイント

などを使って

 

 

 

 

「なぜ高いのか」

 

「なぜ早いのか」

 

 

 

 

を説明しないと、

勝手に安いものと

比較されてしまうということです。

 

 

 

 

ですので、ぜひ

 

 

 

 

「ちゃんと伝える!」

ことを意識してみてください。

 

 

 

ご参考になれば、幸いです。

 

 

 

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