〈サロン顧客〉に手間をかけさせると上手くいく??
コロナ以前、いくつかの「異業種交流会」に参加させて頂いていました
時間の経過とともに参加率の高い会と低い会に分かれてしまいます
Aの交流会には? 「行けたら行くか…」くらいの会に・・・・
Bの交流会には? 「優先的に予定を空けなきゃ…」という会に・・・・
読者の皆さんも心当たりがあるのではないでしょうか?
「では、この差はどこから生まれてくるんでしょう?」
今日は、この差について考えてみたいと思います。
単純に売上につながる会には優先的に出よう!
みたいなモノでもないと思うんです
実は、わたしの参加した交流会は、意外なことに
「けっこう面倒な交流会」が多かったんですが・・・
その「面倒?」とは、結構手間がかかったり
課される責任が非常に大きかったりしていたんですが
おそらく皆さんは、
「会費を払って参加してるのに何でこんなことしなきゃならないの?」
と疑問に思ってしまう会だったのですが
なぜか参加率が異常に高かったんですよ!
逆に、行きたい時にだけ行って、帰りたければ
いつ帰ってもいいような自由度の高い会の方が結局皆さん行かなくなってしまいました
コレッて、不思議ですよね?
普通に考えますとお金を払ってくれた方は
「お客様」なので、
できるだけ相手には手間をかけさせないようにし、
できるだけ多くのメリットを提供できるようにするみたいな…
対応になるはずです。が・・・・・
しかしです、意外とこの「手間」というのは”人間関係の構築”につながることもあるんです!!
「なんか面倒くさいなぁ…」
と感じてしまう交流会で頼まれた仕事を、
文句を言ながらも仲間と一緒にやることでそこには”連帯感”が生まれてくるんですよ!
そして、手間をかけてやり遂げたことだからこそ、
そのあとの行方がどうしょうもなく気になってしまい、それ以降の交流会にもついつい顔を出すようになる!
つまり、プラスな思考だけではなく、
手間という〈マイナスに感じる思考〉のことでも
「交流会に関わる時間が増えた!」ことに変わりは無い訳です!
その『関わり方』が増えれば増えるほど、”コミュニティ”に対しての
愛情度も増していくことになる訳です
人間の心理というのは、意外とこういった性質も持ち合わせている訳なんです
例えば
美容室の顧客を囲ってサロンコミュニティを作りたい!と
考えているサロン経営者さんは多数いらっしゃると思いますが、
なかなかお客様が固定できずにお困りのサロン経営者も多いと聞きます
それはもしかすると、お客様に気を遣うあまりに
『関わり方』が少ないことが要因かもしれません!
お客様に色々な手間をかけさせることが一概に悪いこと!とは決して言い切れませんね!
要点チェック☑
☑チェック1 この「手間」そのものに、〈人との関わり方〉が出ます
☑チェック2 面倒(手間)なモノやコト程、関わり合いが深くなり愛着が湧く