「美容室のポイントカード」目的をしっかり理解してる？【モッタイナイ作戦】

先週の土曜日、年始早々もあって知人の美容師の方と

今年の戦略＋戦術会議を実施いたしました。

昼から夕方まで、これでもか！とカフェにてコーヒーを頂きました。

 

 

ブルーマウンテン・キリマンジャロ・モカブレンド・スべシャルブレンドｅｔｃ

1日何杯も飲んで最後にお店を出る時、ある事に気づきました。

 

それは、、、

 

【ポイントカード】がない喫茶店

数年前までは、色々なお店で「ポイントカードお作りします」と

の案内を受けたものですが、最近はめっきり減ってしまった気がします。

 

美容室に限らず、様々な会社やテナントにおいて、

再来店の促進効果と顧客の管理を行う目的で

導入された？ポイントカード・・・・

 

なぜ活用する会社やテナントが最近激減してしまったのでしょうか？

 

答えはとてもシンプルです。それは「費用対効果が悪い！」からです

リピートの促進効果と、顧客の管理を行う予定だったツールの「ポイントカード」が

見事に失敗に終わる理由・・・・

 

 

それは、ポイントカードが、

顧客の「リピート目的を十分に満たしているか？」を十分に把握できていない！

正直、これに尽きると思います

 

【ポイントカード】で刺激する気持ちって？

ポイントカードは、顧客リピート目的の「モッタイナイ」気持ちを刺激するツールです！！

どうせならあの美容室で切らきゃ・染めなきゃ「モッタイナイ」という気持ちです！

 

この「モッタイナイ」という気持ちが刺激されないポイントカードは、

リピート促進の向上にはけっして結び付きません・・・・

 

例えば

来店10回して”トリートメント1回無料”というポイントカードは、

もともとの既存客からすれば「やったラッキー！」ですが、

この特典だけを目当てにこの美容室のリピーターになろうというお客様は殆どいないと思います！

 

 

なぜかというと、このサービス自体が

お客様に「モッタイナイ」という気持ちを生まれないからです！！

 

 

【ポイントカード】が持つモッタイナイとは？

来店されたお客様に「モッタイナイ」という気持ちを持ってもらうためには、

どのような仕組みを作る必要があるでしょうか？

 

これは先ず、ポイントカード自体がどの様な「モッタイナイ」を生じるのか

これを理解しておく必要があります

 

ポイントカードによって生み出される「モッタイナイ」はこの2つ

❶ポイントが貯まったから使わなないと「モッタイナイ！」
❷ここまで貯めたから、最後まで貯めないと「モッタイナイ！」

特に❷の「貯めてしまわないと「モッタイナイ！」が重要なポイント！！

 

 

捨てるカードとＫＥＥＰされるカードの違い

例えば、財布の中を整理した時、

貴方なら過去に作ったポイントカードが出てきたらどうしますか？

言われるがままに作ったポイントカードなので、

どこの美容室かも記憶に無い状態です

 

「1000ポイント貯まると1000円分のサービス券として使えます」

というこのポイントカード、現在たったの2ポイントです

 

さて、このポイントカードをあなたならどうされますか？

 

ほとんど記憶にない美容室ですから・・・・

残り998ポイントも貯める必要があるということですから、

このポイントカードがこれから活用される確率はかなり低いと言ってもよいかもしれません

つまりは、「捨てられる事が多いカード」になります

 

もう1枚カードが出てきたとします！

こちらもあまり記憶にない美容室で作ったものです

先程のポイントカード同様

「1000ポイント貯まると1000円分のサービス券として使えます」という事です

 

ポイント残高を見ると、現在980ポイント貯まっています

さて、このポイントカードは、どう扱われるでしょうか？

ここで最も重要になるのが先程の「貯めてしまわないとモッタイナイ」という気持ちになります

 

貯めてしまわないと「モッタイナイ」という気持ちがトリガーとなり、

このポイントカードは再び財布に戻されサービス券として活用されることになるでしょう・・・・

 

交換するハードルを下げてみる

以上のように、「貯めてしまわないとモッタイナイ」という気持ちを持って頂けるかどうか

これがポイントカード存続に大きな影響を与える結果に繋がっていきます

その為に今するべきこと・・・・

 

 

それは交換するハードルを限界まで下げてみるという事です！

つまり、ポイントカードを発行してから何かと交換できるまでの距離を最短に設定しておくこと

例えば、ポイントカードを作ることで、次回の来店時には既に交換可能ポイントに達している

という仕組みを作っておくのです

 

ここで勘違いしないでいただきたいのは「次回ご来店時にプレゼント」というやり方ではなく、

ここは「次回のご来店には、交換可能ポイントに達しますよ！」という見せ方をするという事です

美容室はあくまで「次回のご来店・・・・」に絞って仕組みを作らなければなりません！！

 
「ここまで貯めたから、最後まで貯めてしまわないとモッタイナイ」

今年は、このような仕掛けづくりを心掛けてくださいね！！