『その仕事・・・・』相関関係と因果関係がごちゃごちゃになっていませんか?
こちらの記事が
『間違った情報を信じ込む人に
決定的に欠ける視点』
なかなか面白かったです
https://statesman-ex.com/Ld777/216011
要約しますと、
「相関関係」と「因果関係」の
違いをわかってないのでは?という話でした
「Aの結果、Bが起きる」
と明確に言い切れる関係が
因果関係
対して、
「AとBの間に
何らかの関係が見られる」
というのが相関関係
相関関係の場合、
Aは必ずしも
Bの原因とは限らず、
「何らかの関係がある」
ことを示しているだけなのに、
人間はしばしば事実を誤認する訳です
ビジネス的な話ですと、
先日、化粧品会社の経営者の方から
相談を受けたので、
営業戦略について少しお話しを
させて頂きました
「営業社員に何を言われてますか?」
と聞いてみたところ、
「とにかくたくさん方とお会いして経験を積みなさい・・・・と」
と、いつも
言われているとの事でした
「たくさん人と会うこと」と
「仕事が取れる」は、
まったく因果関係はありませんから・・・・
とにかく人と会いさえすれば
経験値が上がり自然と契約が取れる・・・のでは
なんてことは無いです!
ですが、たくさん人と会うことで出来る営業マンほど、
取引件数が多くなるという
データはあるかもしれません
この場合は、相関関係があると
言えますよね?
また、例えば
法人からの新規を取りたい人は
「決裁権を持つ人」と話をするのが
一番早い解決方法ですが・・・・
多くの人と会うことで
その中から「決裁権を持つ人」が
いる可能性が上がるとしたら・・・
そして、それが結果として、新規獲得に
つながる訳です!
この場合ですと、
「決裁権を持つ人とたくさん会う」ことと、
「新規の契約が取れる」ことは
因果関係と言えるかもしれませんね!
つまり、ただひたすらに人と会うのではなくて
「決裁権を持つ人」と効率的に会う方法を
考えた方が良くないですか?
このように
因果関係と相関関係が
ごっちゃになっていると、
必要の無いことにも
かってに力を入れてしまっているのかもしれませんよ!!
相関関係の中から因果関係を見つけ出す作業を
常に意識してやらねばなりませんね!
《最後に要点チェック☑》
POINT①:「Aの結果、Bが起きる」と明確に言い切れますか?を意識して仕事に当たりましょう!
POINT②:相関関係と因果関係が整理できていないと、誤認しがちになりやすい