【ビジネスヒント 美容室編】 サロンメソッド「置き換え思考法」
置き換え思考法
どんな仕事にでも使えると私が思っている思考法があります
『置き換え思考法』というものです。
日頃からこの思考法で物事を見るようにしているため、仕事へのヒントが常に手に入る状態になっています。
置き換え思考法というのは、やることはとてもシンプルなことです。
「自分の仕事に置き換えるとどうなるか?」
を考える、たったこれだけのことです
これだけのことなのに、どんなことからでも
仕事のヒントが得られるようになるのです。
実はこれ、多くの人が自然と知っていることなのに、できる人は案外多くないことでもあります。
例えば)
仕事の仕方やノウハウを知ることで、
「じゃあ自分がお店で接客している時に”置き換える”?とどんな風になるだろうか?」と考えること。
たったこれだけで、
「初めましての時はこんな風に自己紹介をしてみればいいかもしれない」
「お客さまが悩んでいる時は、こういう商品の見せ方をすればいいかもしれない」
というヒントが見えてくるわけなんです。
「当たり前じゃん」と思うかもしれませんが、でもこの感覚になれる人というのはけっして多くはありません。
大多数の人は、「営業のノウハウね。じゃあうちの店の接客とは違うんだね」
とよく考えもせずに情報を排除してしまうからなんです。
これは本当に起こっていることで、
例えば、物販の販売ノウハウをアパレルの販売員に伝えても、
「うちはアパレルだから違いますね」と最初から相手にしないようなことがあります。
その物販のノウハウには、アパレルでも役に立つようなことがたくさんあるのに、
最初から「違うから」と受け取る意識がないのです。
こういう感覚になっている美容師や美容室をこれまで幾度となく見てきました。
そんなことするわけないと思われる美容師もいるでしょうが、ほとんどの人はそんなもんなんです。
「うちと同じような店の事例を教えてください」と言う割に、
どんなヒントを与えられても、「いやそれはうちではちょっと…」などと平気で言います。
最初から自分の仕事にそのまま使える答えを求めるような人が本当に実は多いのです。
その答えを持っているのは、その店で働く人でしかあり得ないのに、
それすらもわからなくなっているのでしょう
だから、どんな情報でも自分の仕事に置き換えて考えるという
『置き換え思考法』を意識することが大事なんですね。
自分で考えられなくなっている美容師は、今後はもう求められなくなる時代です。
そうならないようにするためも、常に自分で考える頭を持ちたいものです。
最後まで、お読みいただきいつもありがとうございます。