【会話上手になる】「コミュニケーションのめんどくささ」の正体が「疑問形ではなかった」件
【会話上手になる】「コミュニケーションのめんどくささ」の正体が「疑問形ではなかった」件
コミュニケーションでもめている美容室で必ず話すのが
「疑問形には『質問』と『反語』の2つがありますよ」
という話です。
【反語】というのは、『疑問形を使って否定する話し方』です。
「そんなことあるだろうか?(いや、あるわけない)」
中学校の古文で現代語訳として習いますかね。
でもこれ、古文どころか現代人の”人間関係をギクシャクさせる”「まぎらわしい言葉」なんです。
『紛らわしい具体例・・・』
❶「いまの発表ですが、◯◯の場合はどうなるんですか?」➤「上司の発表を批判するとは生意気なやつだ!っと」
❷「頼んでた資料、いつできる?」➤「(やばい、急かされてる!)すみません、いますぐやります・・・っと」
❸「なんで1位を目指さなきゃだめなんですか?」➤「2位でもいいとか言ってるよ、こいつ・・・っと」いう解釈
こちらは「質問」しているだけなのに、相手は「否定」されたと勘違い
してしまうんですね。これがまた!
先日、うちの子のお友だちの間でも、わらってしまいますが
まったく同じようなやり取りがありました。
小学校3年生になると近隣の集団下校ではなくなるんですが、
「なるべくみんなと一緒に帰らせよう」と親たちが話し合いで決めていました。
すると、そのことを知らなかったA君が
A君「なんでこのグループで帰らなきゃいけないの?」
Bちゃん「私たちと帰るのが嫌なの? だったら別にいっしょに来なくてもいいよ!」
A君「そんな言い方しなくても・・・」
Bちゃん「ふん!」
非常にめんどくさいですー!!
でも、こういう「女子との会話のめんどくささ」の一部は
「疑問形の紛らわしさ」が原因だったりするわけです。
《ここがポイントです》
・疑問形には”質問”と”反語”がある。
・相手の疑問形を勝手に反語と決めつけてはいけない。
・質問と受け取ってバカ正直に答えを返すべし。
美容室で悩んでいる方に話すと「初めて聞いた」とよく言われます。
小学校の国語で教えてくれたらいいのに。。。