【商いの主導権】誰が握るの一番。

昨日は、ヘアケアメーカーの営業マンが
オススメしてきた皮膚科へ
長男を連れて行ってきました。

 

 

中に入ると、衝撃の光景が。

月曜日だということもあるんでしょうが、

割と広めの院内の「全ての席」が人で埋まってました。

 

 

とても人気の皮膚科とは聞いてましたが、これほどとは・・・。

後からわかったんですが、

 

受付から呼ばれるまで
早くても一時間以上はかかるので、

 

車中で待っている人や
外で用事を済ましてから戻って来る人がたくさんいるとの事。(そうですよね~。)

つまり、座りきれないで院内の外にも患者さんが待っている状態という訳なんです。

 

 

エッ! マジですか…。

 

 

ということで、わたしも待機中に外で食事を済ませて
ブログも執筆の準備。

それから2時間後、やっとの思いで「いざっ診察室へ」

 

 

 

実は、一年くらい前から
通っている市内の皮膚科があったんですが、

 

 

その皮膚科の先生は、「チラッと様子を見て」
パソコンに集中、「ハイッ 薬を出して終わり」でしたので、

 

皮膚科の診察というのは、こんなもんだと
思い込んでいたんです。

 

 

ところが、担当してくれた
おじさん(院長らしい)は、おもむろに虫眼鏡で
子供の顔をじっくりと観察。

 

 

そして、ピンセットで眉毛の部分の
カサカサした皮膚を摘まんできました(笑)。

 

 

「アレッ なんだろう?・・・。」

 

 

で、そこから出た皮膚を顕微鏡にて観察。

頭皮や髪の生え際や眉毛など皮脂が盛んに

分泌するところは、その分泌が多くなっている状態だと

カビなどが原因で皮膚が炎症を起こすとのことでした。

(どうやら、脂漏性皮膚炎みたいでした)

 

 

長男の場合は、慣れないインターンの疲れや
試験勉強がかさなり、睡眠時間の不足などが原因で
そのカビの活動が活性化していると
おじさん先生は断言。

 

 

「このカビを殺す薬を出すよ!」

 

 

との指示を受けて看護師さんから薬の
塗り方を指導されました。

 

 

「オッ~、具体的なことを初めて言ってもらえた気がしました…。」

 

 

看護師さんは、若くてきれいな方で、

「これを塗ったら、一時的に頭皮が刺激感になるかもしれません!」

と気になることをさらっと。

 

 

”睡眠不足”や”ストレスを避け”きちんとした”食生活”にするようしっかりと注意されました。

 

 

さらに、

 

 

「2週間後、また来なさい」

 

との命令がくだされ、

子供の授業が始まるのと仕事が忙しいという訴えは却下されました(笑)。

 

 

いやー、コレって「プロの仕事」ですね。

 

 

わたしはサロンでの勉強会や打ち合わせ中に、

 

「お客さまの気持ちは汲んでもいいですが、顔色をうかがうのはヤメた方がいいですよ」

 

という話をすることがあります。

 

 

 

例えば、貴方が美容系のお仕事で「お客さんを綺麗にするため」の
仕事をしているとしたら・・・・。

 

その施術が

何十万円もかかるコースだとしても、

 

週に二回通うことを義務づけるサービスだとしても、

 

「顧客の要求に応えられる最善の手段」であれば提案しなければなりません。

 

 

ところが、

 

「こんな金額を伝えたらお客さまが嫌な顔をされるんじゃないか…」

 

「忙しそうな方なので週に二回も来て!とはとても言いにくい…」

 

 

と言ったように、相手に合わせて顔色をうかがうような提案に
終始してしまう人が非常に多いのが実態。

 

 

でも、よく考えてみてください。

コレッておかしいんです。

 

 

 

お客さまは本当に綺麗になりたくて来ているのに、

その理想の方法を知っているのはプロである自分達なんです。

 

 

であれば、お客さまが主導権を握っていい訳がありません。

病院の先生のように

「最善の方法を決めるのはプロであるべき私たち!」

 

 

この一貫した姿勢を忘れてしまうと”顧客からの信頼”はずっと勝ち取れません。

 

 

もちろん「商品やサービスを買って頂く」

という考え方が間違っているとは思っていません。

 

 

しかし、本来は相手が抱えている「不」の部分を解決・解消することで
感謝をされるのがプロのお仕事。

 

 

今回の診察で、「意識の持ち方」を改めて気を付けないとマズイ、

と考えさせられました。

 

 

 TODAY'S
 
要点チェック☑

 

 

チェック1 貴方は、プロですか?それともアマですか?

 

チェック2 意識の持ち方「プロ」としてありますか?

 

 

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