【貴重な農業体験の値段】 安すぎませんか?価値を数値化してみましょう
先日、第一次産業に従事されている方と
お話する機会がありました
自分みたいな既にカタチある商品を販売するものからすると、
自らの手で商品を作り出すって凄いと思います・・・
自分の家族や親戚に関係者でもいない限り、
職業を選ぶ際の選択肢には入ってきにくい仕事かなと思いますので、
(良い悪いじゃなくてイメージが湧かないですよね)
すごく聞いていて勉強になりました
例えばですが、農家さんを見てみますと
比較的小規模で一般消費者向けに販売をしているところだと、
正直、儲かっていないことが珍しくありません。
原因はほんと色々とあると思うのですが、共通しているのは
「自分がやっていることの価値をほとんど理解していないこと・・・」
という部分なんじゃないかなと思うのです
だいたいこのような特徴を持っている方って、
親が既に農家なんですよ・・・
つまり、自分自身も子どもの時からずっと農業に携わっているので、
それが日常と化している・・・
土をいじることも、野菜を引っこ抜くことも、
取れたての野菜を食べることも、
当たり前すぎて特別に感じない訳ですね
ただ、都会に住んでいる人からすると、
畑の野菜を自分の手で引っこ抜いてそのまま食べるなんて、
素晴らしい体験じゃないですか
お金を出してでもやってみたい人はいますし、
その時に食べる野菜がスーパーの倍の値段でも
全然構わないんですよ!
そんなに新鮮なモノは普通、食べられないんですから!
もちろん、経済の仕組みとしては流通や小売の儲けが
上乗せされていきますから、農家で直接買った方がスーパーで買うより
安くないとおかしいでしょう。
ですが、そういうことではないんですね!
採れたての野菜を食べるということ自体に価値がある訳ですから、
金額が高くても十分に納得できる訳です。
ところが、農家の人達からの目線でいくと農業を体験することも、
新鮮な野菜を食べることもただの日常なので価値をあまり感じない。
つまり、農業体験もタダみたいな金額で実施する農家さんが多いですし、
野菜も異常に安い金額で売ってしまう。
そりゃはなっから儲かりませんっ!(笑)。
消費者が「1,000円なら買う!」
と思っているモノを100円で販売しちゃダメなんです
1,000円で売るのが理想なんですから。
日常に埋もれて価値を感じていないことをきちんと洗い出して、
『相手の感じる価値に応じた値段を設定すること・・・・』
コレだけで利益は一気に増えると思いますので
ほんと!モッタイナイ商売はやってはいけません…。
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