あそこの美容室が儲かった理由。

昨年、ビジネスの商談をさせて頂いた美容室のオーナー様。

移り変わりの激しい美容業としては珍しく
40年以上も続く歴史ある美容室です。

 

こちらの生き残りの方法が、
お手本のような小規模美容室の戦略でした。

 

 

まず、美容師さんと言えば、若い人が働いている
イメージがとても強い業種かと思いますが、

 

 

こちらの美容室の美容師さんは平均年齢がおよそ50代の後半。

少し驚いた方もいらっしゃいますかね。

 

 

なぜ、こんなに年齢が高いかと言うと、大きく2つの理由があります。

 

 

 

check.1❶.最近は美容師の離職率が非常に高く、特に20代は研修期間中に辞めてしまうケースが非常に多いらしいんです。

 

せっかく研修に時間とお金を注いでも戦力になる前に辞められると、美容室としては大きな損失です。

ところが、50歳以上ですとターゲットが若年層のお店では働くのが難しいですが、

40代以上のお客様がターゲットの場合、

 

せっかく見つけた職場をそうカンタンには放棄しない。

つまり、「離職しにくい」理由からなんですね。

 

 

 

 

 

Check.2❷.その美容室が年配の利用者が多いショッピングセンターの中にあるということ。

 

年配の方からすると自分と同年代の美容師が多い美容室の方が入りやすいですから、

「ターゲットとする客層」と「スタッフの年齢」がうまく噛み合っています。

 

 

しかも、年金をもらっている客層は比較的収入にも余裕があります。

ですので、客単価も一般的な美容室よりは1,000円以上高く、

リピート率も高いとのこと。

 

 

多くのお金を出して頂けるお客様が、高いリピート率で美容室に通っていただける。

しかも、お客様がついたスタッフがそう簡単には美容室を辞めない。

となれば、常に安定した売上があがるのは当然のことだと言えます。

 

 

美容の業界自体は全体的にはかなり苦しい環境にありますが、

スタッフとターゲットを年配層に絞ることによって安定した売上を得ている。

コレは中小企業が取るべき、お手本のような戦略です。

 

 

 

どんな状況であれ、経営者の戦略次第では必ず突破口がありますから、

『ここの美容室にしか提供できないサービス』

 

これを見つけたいもんですね。

 

 TODAY'S
 
要点チェック☑

 

 

チェック1 貴方のサロンサービスの強みは何ですか?このコロナ禍で客層自体も変化しています。今一度見直すチャンス!

 

チェック2 客層・地域・年代に合ったサロン創りを心掛けてますか?お客様視点で見れてますか? 

 

 

 

 

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