美容商品をネットで売る戦略を突き詰めると・・・売るべき対象は「商品ではなく人を売る時代」

高額な美容商品をネットで「物を売る戦略」を突き詰めると・・・

売るべき対象は「商品ではなく人」になる

 

 

ネット販売は『商品ではなく人を売る時代』へ

 

以前の実店舗はブランドを表現するのに適していました。

しかし、実店舗には、ブランドイメージを伝えるショップデザインがあり、

商品とそれを着用している販売員がいます。

それらの全ての要素が『ブランドイメージを演出』していました。

 

しかし、ネットショップでは商品は「商品」で検索される。基本は単品であり、

トータルなイメージを訴求するのが非常に難しい。

 

 

 

そういう意味では、特定の”インフルエンサー”が複数の服を

複数のコーディネートで着用した写真をインスタグラムに

上げるほうが『ブランドイメージを訴求できる』だろう。

 

 

 

というより、インフルエンサー自身がブランドであり

商品は、そのパーツに過ぎないのではないか?

商品を主役に考えるのではなく、”人を主役”に考える。

店舗からネットへの転換は、商品から人への転換でもある。

 

 

 

まず考えるべきは”商品が先”なのか?”コミュニティが先”なのか?という話である。

もし私の仮説が正しければ、”ネット販売”のマーケティングは・・・・。

店舗流通のマーケティングとは根本から違うことになるだろう。

店舗は商品の入れる先であり、商品を店舗に並べて、店舗に来てくれた人に見せることで売上を上げていた。

しかし、「商品自体」を検索できるようになり、店舗の優位性は崩れてしまいました。

 

 

 

他方、店舗とは・・・商品を販売するだけの場所ではないという考え方もあります。

半日以上、店で過ごし、店長やスタッフと会話し、「話を聞いてくれたから・・・」という理由

で商品を購入していく顧客も存在する。

 

 

 

商品の決済だけならネット通販で十分だが、ネットでは人とのふれあいは存在しない。

実は、ネット通販自体も同様の理由で、

”商品だけを並べてあるネット通販”は最終的に価格競争に陥る。

価格競争したくなければ、オンリーワンの商品が必然的に必要になってきます。

 

 

 

商品自体が介在をしなくても、”多数のコミュニティ”がネット上には存在しています。

情報を発信する者がいて、そこにファンが集まり、その中で商品の企画が生れ、そのストーリーを紹介し、

最終的に商品が完成していくという流れです。

 

 

 

それを販売していく・・・。

初めに商品ありきではなく、

初めにコミュニティありきの方がネット通販では王道かもしれません。

 

 

 

『個人をブランド化』することで、

個人を紹介するWEB➤オンラインサロン➤コミュニティを作る。

これらを個人ではなく、システム化した企業が組織として取り組むべき時代にきております。

 

 

 

つまり、企業は商品を開発し、物販で売上を上げるという発想である。

SNSは個人をプロモーションするのに非常に適しています。

ネットで販売すべきは商品ではなく個人そのものなのかもしれません。

 

 

 

考えますと、”ネットの時代は人の時代”です。『モノを売るよりヒトを売れ』と言われ続けました。

人を集めて、人と人とをつないでいく。

 

 

SNSというメディアは、人が発信し、人が評価をし、

「いいね」をつけます。

人の信用でモノを買う。

あるいは、人が面白がって、モノが売れる。

 

 

 

これからの販売は、『店舗に投資するように、人に投資するべき』時代です。

人を教育して、その人を中心に顧客を集客していく。モノを売るのはそれからです。

モノとカネの時代は、”時間を金で買いました”

今のネットの時代は、”人と時間の時代”

『時間が人を育て、人がカネを生むのです。』

人に投資しなければ、何も生れない・・・そんな時代になったのではないでしょうか。

 

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