美容師の1流と2流、3流はここがハッキリ違います 3流は出世できない現実を
美容師の一流と二流、三流はここが違う!
【三流美容師】ダメなひとを直感的に決めつける
【二流美容師】ダメなひととの時間を浪費しないために、無視するか、
その人を早く見切りをつけて次のチャレンジに向かう
【一流美容師】ダメなひとを一度冷静に分析して、その人が評価されている能力や行動を盗もうとする
スタッフから見てこんな店長がダメ上司
まずは、ここで言うダメ上司とはどんな上司なのか?
- 成績の悪いスタッフ、性格が合わないスタッフに対してあからさまに態度を変える
- 指示が曖昧で、言った言わないの水掛け論になってしまう
- 目に見える形で仕事をサボっている・・・。
- 店長が処理するべき問題の責任をスタッフに転嫁する
- 新しい提案をしても保守的な考えで変化しようとしない!
「この人は店長としてダメだ」と思ったことはないでしょうか?
あるいは、すでに店長の立場の方はもしかしたら思い当たる節があるのではないでしょうか?
ビジネス系のある調査では『働く男女500人に行ったアンケート結果』、
73%もの人が「職場に嫌いな上司がいる」と回答しました・・・。
このことからもわかるようにスタッフから見たダメ上司(ダメ店長)というのは非常に多いのです。
そして、このアンケートで、「上司との関係で嫌なこと」の
1位は「報告・相談・確認など」
2位が「仕事外の付き合い」
他に上位には”コミュニケーションそのもの”が挙がっていました。
人にとって性格や価値観の合う合わないは必ず出てきますので、
コミュニケーションを取るだけでストレスを感じてしまうなら極力ダメな上司との関わりを避ける、
というのも1つの手。
ですが、私から見ればそれはまだ二流のやり方で、少しもったいないと思っています。
では、一流はダメ上司(ダメ店長)との向き合い方をどう対応するのか?
以下が私の考えです。
上司(店長)を否定する人(三流)は出世できない!
見出しの通り上司(店長)をダメだと断言してしまう部下に出世の可能性はありません 。
そのように”断定的に考える美容師”は三流のまま、成長機会も失ってしまうと私は考えます。
先程、紹介したアンケートで7割の人が職場に”嫌いな上司”がいると言っていました。
ということは、「スタッフを抱える美容師の7割がダメな人だ」と結論づけていいのでしょうか?
結論から言うと、そんなことはけっしてありません。
どのような職場(お店)であっても「この人嫌われてるから上司にしよう」なんて選考基準で役職を決めてはいませんし、上司(店長)になっていきなり性格や態度が変わる、仕事ができなくなるということも考えにくいです。
上司(店長)というのは、 運よくたまたま上司になれたのではなく、
なにか上司(店長)としてふさわしい要素を持っていたからこそそのポストに着くことができたのではないでしょうか。
ではなぜ7割もの上司(店長)が、スタッフから嫌われてしまっているのでしょう?
それは、そのスタッフにとっての理想の上司像と、
現実に対面する上司(店長)の仕事ぶりや態度にギャップを感じているからです。
大体の方が「上司(店長)なんだからこうあるべきだ!」という部下なりの理想論が前提となっていて、
そこから”ズレた行動”をしてしまった上司(店長)はダメな上司(店長)という評価をしてしまっていると
思うのです。
まずは上司(店長)も自分とは考え方が違う1人の人間であり、
自分の思い通りの働き方をするとは限らないということを理解しておくべきです。
一見ダメ上司に見える人でも、上司の椅子に座っているということは
何かしら組織にとって重要なスキルを持ち合わせているはずです。
それが単純に仕事の成績なのか、マネジメント能力なのか、コミュニケーション能力などの目には見えにくいものなのか、どこかが評価されているのです。
仕事ができない、他に何も特筆すべき長所もない、
そんな人間が他を退けて出世できるわけがありません。
必ず理由があります。
スタッフの立場では、その理由に気付けるかどうかが、
出世できるかどうかの分岐点になるでしょう。
なぜなら、上司(店長)が出世できた理由こそが、組織が求めているものである可能性が高いからです。
一流はダメだと思う上司(店長)からストロングポイントを見抜き、出世のチャンスを掴みましょう 。
上司(店長)の本質を見抜くには◯◯を見るべき!
ダメ上司(店長)が出世した理由、ストロングポイントを見つけることができれば、
その組織で出世するヒントがつかめます。
と、言うのは簡単ですが、
それが目に見えない(少なくとも今は)からこそ、ダメ上司(店長)だと思われているのでしょう。
そんな上司(店長)の長所、出世できた理由を見つけるにはどうすればいいのでしょうか?
答えは、 その上司(店長)の行動を観察することです。
上司(店長)の態度や、発言を受け入れてもその人の本質は分かりません。
なぜなら・・・人は、口では思ってもないことを言えますし、コミュニケーションのうまい上司(店長)であれば、
スタッフの性格やその時の状況に応じてあえて厳しい態度を取ったり、
優しい言い方をしたりと使い分けをしています。
表面上の態度でその人を判断するのは考えの浅い人がやることです。
しかし、”人の行動”は騙すことができません!
人の考えは行動にしっかりと反映されます。
本当にマジメな人はマジメに仕事をしますし、本当にスタッフ想いな人は部下が困っていれば助けてくれます。
行動というのも、表面だけ見てはいけません。
スタッフの目に見えない場所でやっている行動にこそ、上司(店長)の長所が隠れています。
このように上司(店長)の行動をよくよく観察していくことで、
その”上司(店長)の強み” というのは見えてきます。
ダメな上司(店長)を不満の材料として捉えるのか、
悪い見本といい見本を同時に見せてくれる教科書とするのかはあなたの心構え次第です。