美容師は数字!数字!とにかく「数字」で表現する。

今現在、私が最も力を注いでいる「サロンビジネス」。

この「サロンビジネス」も当然「ビジネス」ですから、着実に成長させるためにもリピートオーダーが必要不可欠。

八百屋さんや遊園地、ゲーム開発等、他のビジネスと原理原則は何ら変わりはありません。

ビジネスとは「リピートオーダー」をいかに獲得するか。これに尽きるのです。

 

 

サロンビジネスに特化したリピート戦略は?

世の中には沢山のサロンディーラーが存在するワケですから、毎回違うディーラーを呼んで色々なジャンルの話を聞きたいと思う中、

私の「サロンビジネス」のリピート率は4割以上になります。

 

これは圧倒的な数字とまではいかないまでもまぁ~そこそこかな?と、自分では思ってます。

では、なにか特別な「サロンビジネス」に特化した「リピート戦略」があるかと言えば、答えはNoです!

今までやってきた、小売の「リピート戦略」をそのまま使っているに過ぎません。

 

 

リピートのポイントは「記憶に残る事」

如何なるビジネスにも共通する「リピーター創出」の基礎中の基礎。それが、記憶に残るという事。

ディーラーを探そうと思った時や、サロンからの推薦を求められた時、その瞬間真っ先に思い出してもらう事。

これこそが「リピート戦略」の最初の入り口です。

 

ただここで勘違いをしてはイケナイことは、とにかく奇をてらって目立ち、覚えてもらおうという取り組みです。

これは逆効果になりかねません。

 

では、「何」を「どう」やって「どのように」記憶に残すのがよいのでしょうか?

 

 

繋がる「記憶」と繋がらない「記憶」

例えば、キラキラのジャケットを着てサロンに行ったらどうなるでしょう。

確かにインパクトがあるので、記憶に残る筈です。

 

あのド派手な人!と。

でも、この記憶でリピートに繋がるでしょうか?

第三者がサロンの紹介を求めた時、この人の事を思い出すかもしれません。

でも、ド派手な人という記憶だけでは、残念ながら紹介には結びつかないのです。

 

つまり、名前すら思い出してもらえないワケですから・・・・。

ド派手なディーラーという情報を思い出して貰えても、

私がどんな提案をするのかが思い出せないからです。

 

推薦を求められた人に「ド派手なディーラー」と紹介されたトコロで、オーダーにはつながらないでしょう!

 

 

数字の記憶は強く、言語化しやすい

私は勉強会中に至る所でこんな言葉を使ってます。

「ツールではなく、3ステップのリピーター構造をビジネスに取り入れてみる」

「ビジネス全体の構造を年10%のリピーター増加に組み替える」

「”安売りで集まるお客様”という発想は捨て、10人に1人の顧客を探すのがリピーター定着の定番」

 

プロフィールは当然の事。90分や120分という勉強会中に、このような言い回しを何度も何度も使います。意図的に。

するとどうなるでしょう?

 

「リピーター作りを3ステップで支援するディーラー」

「年10%ずつリピーターを増やす構造を支援するディーラー」

「リピーターを増やすために10人に1人の顧客を探せ!って言っているディーラー」

 

という文章化された記憶が残ります。文章化された記憶を言語化するのは簡単ですから、

他サロンや他地域への紹介がし易くなるのです。

ド派手なディーラー。よりも断然。これが、リピート率4割のポイントです。

 

 

数字というラベルの付いた記憶を

「リッチになる方法」と「年収1000千万円になる方法」

「簡単に痩せるダイエット」と「3ヶ月で10キロ痩せるダイエット」

「いつも人がたくさん」と「平日でも2時間待ち」

 

数字の表現には、ある種の「生々しさ」が付きまとっています!

この「生々しさ」が「自分事への置換」を容易に想像するため、人は「自分事」としてしっかり記憶に残そうとするのです。

 

そして、他人にこの情報を伝達する際にも客観的事実を表そうとする場合「数字」という表現が最も便利です。

なぜなら、数字以外の表現を使用した場合、相手に同じイメージを持ってもらう事が困難な事を、

私達自身、無意識に理解しているからです。

 

例えば「美しい」「悲しい」という形容詞や、「メラメラ」「どきどき」といった副詞。

これはあくまでも発する側の主観であり、受け取る側が同じイメージを持つことはとても困難です。

自分の頭にあるイメージが、相手の頭にそっくりそのまま投影できない単語そのものなんです。

 

ところが、数字表現はどうでしょう。

「10メートル」と言えば「10メートル」。「1本」と言えば「1本」。「100年」と言えば「100年」。

自分の頭の中にあるイメージと全く同じモノを、相手の頭に思い描かせる事が可能のはずです!

つまり人は、「数字表現を伝達し易い文章」として、しっかりと記憶に残そうとするのです。

 

ただのインパクトや簡単な形容詞表現などに逃げないで、是非とも数字表現を心掛けてみましょう。

 

 TODAY'S
 
要点チェック☑

 

 

☑チェック1 貴方のお店は、記憶に残る工夫をしてますか?その表現は、数字表現ですか?

 

☑チェック2 相手に同じイメージを持ってもらうには、数字以外の表現に逃げていませんか?

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA