自分の時間、どんな人に使ってますか？
「単価を上げる？」のが超重要な訳
美容師の皆さんは、もう何度も聞き飽きているであろう
美容室の「売上の三要素」である、
「客数」「客単価」「リピート数」についての今日はお話です。
特に今回は「客単価」について,お話したいと思います。
単価を上げる方法は本当にたくさんありますが、
一番わかりやすいのは何か？
「特化して専門性を高めること」です。
カット専門、カラー専門、ヘナ専門、縮毛矯正専門とか巷にたくさんありますが、、、
わたしの知っているある美容室は、「エイジング専門の美容室」なんです。
”エイジング専門店”ってなかなか攻めてますよね(笑)。
最初はエイジング？って思ったんですが、
いわゆる老舗の美容室なんですが・・・。
散髪屋とかとはあまりにも別物。
ここの老舗美容室のこだわりは、「徹底した毛髪理論の説明」と「複雑な施術コース」が特徴。
来店されるお客様は、理論の説明や施術コースの説明を聞いて分かっているのか？
とっても僕からすると不思議なんですが・・・
カットで、一人5,000円くらいでしたので、
ハッキリ言って安くはない金額ですが、
あの雰囲気であの技術であのうんちくを聞けたら、もう満足(笑)・・・なのか。
ただ、そこのオーナーはまだ独立して5年くらいとの事。
年齢も若いので美容師としてのキャリアで言うと、かなり浅い部類だと思います。
ですが、扱う商材をエイジング毛だけに絞ったことで、
それだけを学べばいいので短期間でも知識や技術を身につけやすくなる。
そして、”エイジング毛”にだけ関わる商材を仕入れるとなると、
当然、普通の美容室には置いていないような品がたくさん存在しますから、
利用したことのない施術を試せるというだけでも「新しもの好きの方」には大きな魅力となります。
開店直後はまだ技術が低かったとしても、扱う商品の種類で
それを補ったりもできるんですね。
実際は、そのオーナーより何十年も美容室で働いている美容師の方が、
商品の知識一つ取っても上なのかもしれませんが、お客様からすると
”エイジング毛”だけを扱った経験をとってもリアルに話されるので、
オーナーからエイジング毛に関するうんちくを語られたら、
「この人、プロだわ～」と、思っちゃう訳ですよ。
で、専門性の高い「職人」と感じる人が提供してくる商品であれば、
単価が高かったとしてもそれに対する違和感は全く生まれません。
もう一度言いますが、その人が実際に
技術や知識に優れていれば単価を上げられるのではなく、
「この道の専門家なんだ！」と、お客様に思ってもらえたら、
単価を上げられるんですネ！
「自分はまだまだキャリアが浅いし、
業界には自分よりも凄い人がたくさんいるから高単価でなんか売れない…」
という考えは大きな間違いということです。
「何でもできますよ」と言った方が、仕事の取りこぼしが
少ないように感じる気持ちもよくわかるんですが、
「何でも屋」ほど専門性の低いポジションはありません。
専門性が低い人は信用されない。
実際にはできることがたくさんあったとしても、扱う商材をグッと絞って
その道の専門家であることがお客様に伝わりやすくする。
コレが高単価な商材を販売するためのわかりやすい方法の一つです。
アナタの業種にも必ずや応用がきくと思います！
是非、今日から始めてください！
