近未来のサロン創り【ほんのわずかな分解】+【時系列アプローチ】
私は仕事柄、これまでホテルや旅館に100軒以上宿泊して
いくつかの都市にお気に入りの宿がありますが、
初めて行く都市では、少し変わったホテルや旅館に泊まったりもします!
その際に、「お!」と思う事や「あれ、、、」と思う事が・・・・・
今日はそんな気づいたことから、「リピーター作りの基本」をお伝えさせて頂きます
「シャンプーを置く場所」でそこの本質がわかる
私は、ホテルや旅館の質は「バスルームを見れば・・・」と考えています
質というのは、グレードが高い低いではなく、そのホテルの経営姿勢そのものという意味です!
デスクやベッド等は、清潔感ある形にしておけば問題ありません
はっきり言って、見た目重視といってもよいかもしれません
しかし、バスルームはそうはいきません!!
シャワーを浴びたらシャワーの圧力でシャワーカーテンが身体にまとわりつく
浴槽の下に置いてあるポンプ式のシャンプーを出そうとしたら、
滑って排気口付近にボトルが転げ落ちる等々・・・・
また、バスタオルをわすれて取ろうとしたら場所が少し遠いので、床が水浸しになってしまう!
実は、バスルームというのは実際に使用してみないといろいろな不便な箇所が見えてきません!
見た目だけで良い、という性質のところではないのです!
実際に使ってみるのがベストだけど
本来ならば、下記で書いたように「実際にスタッフが使用する」というプロセスを経て、
改善を繰り返していくのがベストなんですが・・・・
【参考Blog】
▼美容室では「使ったことが無い商品」を売ってはイケナイ▼
しかし、物理的に難しい場合もあるかもしれません
サロンの商品だからとちょっとひいき目が生じる可能性も大です!
このようなシチュエーションの時、どうすれば「実際に使用しているイメージ」を持ちつつ
改善に繋げることができるのでしょうか?
それは「言動の1つ1つを分解してみる!」作業を実際に行ってみること
私がサロンの勉強会で「ほんのわずかな分解」とお伝えします!
「ほんのわずかな分解」とは?
先ほど例に挙げましたバスルームであれば、
シャワーを浴びるシチュエーションを想像してみてください
・洋服を脱ぐ
・脱いだ洋服を置く
・浴槽にいく
・シャワーのカーテンを引く
・お湯を出す
・お湯が出た事を確認して水を出す
・湯加減を調節する
・カランからシャワーに切り替える
・シャワーの向きを変える
・足先から浴びる
・体全体に浴びる
・頭に浴びる
・シャンプーを手に取り泡だてる
等々・・・
お客様?の全てを分解していきます
その際のコツは、「付箋に書いておくこと!」後から並べ替えができるので便利
分解作業が終わりましたら、その1枚1枚を、
サロンが提供しているサービスが適切かどうか?
をサロン全員で評価をしていきます
全ての業種に応用できる「分解作業!」
このことは別にホテルのバスルームに限った話ではございません!
どんな業種にも当てはまることです
例えば美容室であれば
・ドアから入店される
・入口付近で受付をすませる
・スタッフと目を合わせる
・ご案内された席に着席する
・荷物を隣の椅子に置かれる
・コートを脱がれる
・美容室内をグルっとご覧になる
・スタッフが来る
・カウンセリングを受ける
等々・・・
どのような職種においても、この「ほんのわずかな分解」作業をすることがとても重要です!
また、お客様から見た分解作業も大切ですが、
スタッフから見た分解作業を同時に行うと尚ベストです!!
「分解」が終わったら「並べ替え」?
「ほんのわずかな分解」作業が終わったら、実際の行動をイメージしながら並べ替えをしてみます!
するとどうでしょう?
「この流れだったら、荷物入れはここに置いておいた方が良いな」
「このタイミングでコートを脱いで頂いた方が親切かも」
「最初にコレをお渡ししておいた方がお客様は便利だな」
等の改善点が発見されます
この作業を「近未来の時系列アプローチ」と自称呼んでいます(笑う)
この「時系列アプローチ」ができるようになりますと、
本来の「時系列アプローチ」を簡単に行う事が出来るようになってます!
今日この店販商品を買われたお客様は、1ヶ月後にはこのような欲求が生まれているかもしれないな?!
なので、1ヶ月後には〇〇を提案してみよう!
これが「時系列アプローチ」です
私が考える「時系列のリピーター作り」の素地となるものです
「時系列のリピーター」については、またの機会にお伝えいたします
是非、【ほんのわずかな分解】と【時系列アプローチ】に取り組んでみては如何でしょうか
☑チェック1 「ほんのわずかな分解作業」が実はその「サロンの本質」が見えてきます!
☑チェック2 分解作業をどこまで落とし込むか?これが「寄り添った提案アプローチ」です